三線の折れたカラクイの交換修理の巻 [三線教室]
三線のカラクイを折ってしまった!
でも細目のドライバーとハンマー(のようなもの)があれば自分で直せます!
※深く刺さって動かなくなったカラクイを緩めるのにも同じ方法が使えます。
スージー三線教室の生徒さんの三線のカラクイ(糸巻き)が折れてしまった!
ので修理を承りました└(^-^)┘
おおまかな手順は
1)正常なカラクイを外して、名前をつけておく
2)折れたカラクイを、先端がささっている穴からドライバーを入れて、押して抜く
3)交換用のカラクイを削って太さを合わせて入れる
4)1)で外したカラクイを戻す
です。
※くれぐれも自己責任で作業してください。
はじめに、正常なカラクイを外しておきます。
今回は男弦と女弦が折れずに残っているので、これを外して、それぞれ「1」「3」と目印のテープをつけて、
あとで逆にならないようにしておきました。
カラクイと、棹の穴は1対1になっているので、あとで組み立てる時に混同しないようにするためです。
さて、次は折れたカラクイを外します。
折れて内部に残ってしまったカラクイの先端側に、
細いドライバーを差込み、上からコンコンとハンマーで叩きます。
※ドライバーがなければ、六角レンチ、金属の棒などでも代用できます。
※硬くて回らないカラクイを直したい場合は、完全に抜けるまで叩かなくてもちょっとコンコンすれば、緩んで回るようになると思います
他のところに傷をつけないように注意深く作業します。
「天」が特にキズつきやすいのでキャップを被せるなどしましょう。
ポロリととれました。
こいつが新品のカラクイ。ネットなどで1000円前後(送料別)で手に入ります。
スージー三線教室でも在庫を持っています。
これを平やすりで均等に削っていきましょう。
左が修理中のカラクイ。
はじめは太くて先端しか穴に入りませんが、徐々に徐々に削って、穴の形に合わせていきます。
削ること30分。
いい感じに収まりました。
なんどか差し込んだままグルグルとまわしては抜き、
穴とフィットしていない箇所が光沢がつくので、そこを削って調整します。
最後は角ヤスリで斜めにスジを入れて滑り止めにします。
できました。
左が削った後のもの、右が削る前のものです。
弦を張りなおして、完成!!
工作みたいで楽しいですよ(^-^)ノ
あ、1と3の目印のテープをはがし忘れた(笑)
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